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20代で未経験の職種に転職する方法|職種の選び方と準備の4ステップ

2026年10月19日公開/2026年10月22日更新

この記事でわかること
・経験がなくても応募できる求人が、20代向けにある理由
・何から始める?調べる→共通点→補う→応募の4ステップ
・講座や訓練の費用を減らせる国の制度(最大80%)

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今の仕事とは違う職種に移りたい。でも経験がないから無理かもしれない。そう感じて、求人を見るだけで止まっている人は多いはずです。

20代の未経験転職は、順番を守れば動けます。職種を決めてから応募するまでの手順を、公的な制度とあわせて整理します。

目次
1. 経験がないのに、本当に採用される?
2. 何から始める?未経験の職種に移る4ステップ
3. 資格がないと働けない職種?それで順番が変わる
4. 学び直しのお金はどうする?使える国の制度
5. 面接で「なぜこの職種?」と聞かれたら
6. まとめ

経験がないのに、本当に採用される?

求人は年齢を問わない「年齢不問」が原則です(労働施策総合推進法)。ただし例外として、長く勤めてキャリアを積んでもらうために、若い人を募集することは認められています。

厚生労働省・労働局の案内では、この例外を使えるのは次の条件がそろう場合です。

上限年齢の例としては「35歳未満」「40歳未満」などが示されています。こうした年齢上限つきの求人は、もともと未経験者を育てる前提で出ているということです。

20代は、この「育てる前提」の求人に応募できる時期。経験がないこと自体は、応募をあきらめる理由になりません。

何から始める?未経験の職種に移る4ステップ

1仕事内容を調べる(job tag) 2今の仕事との共通点を3つ書く 3足りない知識を補う 4「なぜこの職種か」を書いて応募

ステップ1:仕事内容を調べる

職種名のイメージだけで決めると、入ってから「思っていた仕事と違う」となりがちです。厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」では、職業ごとの仕事内容や必要なスキル、就くまでの道のりが見られます。

気になる職業を2〜3個開き、自分が毎日その仕事をする姿を想像してみてください。

ステップ2:今の仕事との共通点を3つ書き出す

未経験でも、今の仕事で使っている力の一部は次の職種でも使えます。たとえば次のような見方です。

今の経験 → 次の職種で使える力 販売・接客 → 希望を聞き取るクレームに落ち着いて対応 営業 → 数字の目標を追う提案資料を作る 事務 → 期限を守り正確に処理表計算を使う 製造・現場 → 手順を守る改善点を見つけて報告

ここで書き出した3つが、あとで書類と面接の材料になります。人と関わる仕事を考えている人は、人と関わる仕事への転職と向き不向きの確かめ方も参考になります。

ステップ3:足りない知識を補う

求人票の「必要な知識」「歓迎スキル」と、ステップ2の共通点を見比べます。足りない部分だけを、独学・講座・職業訓練で補えば十分です。

全部そろってから応募しようとすると、いつまでも動けません。

ステップ4:「なぜこの職種か」を書いて応募する

未経験の応募で必ず聞かれるのが「なぜこの職種なのか」です。ステップ1〜3で調べたこと、共通点、補った知識をつなげれば、それがそのまま答えになります。

応募先の残業や離職の状況は、応募前に公的データで確かめられます。調べ方は応募前に会社を公的データで調べる方法にまとめています。

自社商品職務経歴書の例と面接の質問30問は、書類と面接 完全パック(note・4,980円)にまとめています

資格がないと働けない職種?それで順番が変わる

最初に確かめたいのは、その職種が「資格がないと働けない仕事」かどうかです。ここで準備の順番が変わります。

その職種は資格がないと働けない? はいいいえ 先に資格の計画給付金・訓練を調べてから動く 在職中に応募足りない知識は並行して補う

資格が要らない職種なら、今の仕事を続けながら応募するのが基本です。収入が途切れず、合わなければ今の会社に残る選択も残せます。

働きながら時間を作る方法は在職中の転職活動の進め方に、第二新卒としての動き方は第二新卒の転職の進め方にまとめています。

資格が必要な職種なら、取得までの期間と費用を先に調べます。辞めてから学ぶ場合は、生活費と次の章の制度を合わせて計画してください。

学び直しのお金はどうする?使える国の制度

教育訓練給付(在職中でも使える)

雇用保険に一定期間入っていた人が、厚生労働大臣の指定講座を受けると、受講費用の一部が戻ってくる制度です。戻る割合は講座の種類で変わります。

受講費用のうち戻る割合(最大) 一般 20%(上限10万円) 特定一般 50%(上限25万円) 専門実践 80%(上限 年64万円)

特定一般と専門実践の最大の割合は、資格を取って就職するなどの条件を満たしたときのものです(本体はそれぞれ40%・50%)。

雇用保険の加入期間は原則3年以上ですが、初めて使う人は一般・特定一般が1年以上、専門実践が2年以上に緩和されています。会社を辞めた人は、離職から1年以内に受講を始めることが条件です。

対象の講座は「教育訓練講座検索システム」で探せます。申込み前に、ハローワークで自分が対象になるかを確かめておくと安心です。

ハロートレーニング(離職中・求職中の人向け)

国や都道府県が行う職業訓練です。受講料は原則無料で、テキスト代や資格の受験料は自己負担です。申込みには、住所を管轄するハローワークでの事前相談が必要です。

失業給付を受けられない人は、「求職者支援制度」で訓練を受けられます。要件を満たすと、月10万円の職業訓練受講手当が出ます。

主な要件は、本人の収入が月8万円以下、世帯の収入が月30万円以下、世帯の金融資産が300万円以下、原則として訓練に全日出席することなどです。細かい部分はハローワークの訓練窓口で確認してください。

辞めてから学ぶ場合、失業給付をいつから受け取れるかも生活費に関わります。受け取れる条件は失業保険の基本で、金額の目安は失業保険の計算ツールで確かめられます。

面接で「なぜこの職種?」と聞かれたら

未経験の応募では、経験の量より「なぜこの職種で、なぜ今なのか」の筋が通っているかが見られます。次の順番で組み立てると話がぶれません。

  1. 今の仕事で気づいたこと(きっかけ)
  2. 次の職種に興味を持った理由(調べたこと)
  3. 今の仕事から持っていける力(ステップ2の共通点)
  4. 入社までに補っていること(ステップ3)

職務経歴書では、応募する職種に関係する業務を上に書き、職務要約の3行目に「この経験を活かして〇〇に挑戦したい」と入れます。書き方は職務経歴書の書き方(経験が浅い20代向け)を見てください。

前の会社への不満から話し始めると、「同じ理由でまた辞めるのでは」と受け取られやすくなります。言い換え方は面接で退職理由を聞かれたときの答え方にまとめています。

「やってみたい」だけでは弱く、「調べた・試した・補っている」が伝わると、未経験でも準備している人に見えます。

ITエンジニアを目指す人は、職種の違いと国家試験・職業訓練の使い方を未経験からITエンジニアに転職するにはにまとめています。

まとめ

今の職種ごとの考え方は、営業を辞めたい20代の転職先の考え方と販売・接客から事務職に転職する準備にまとめています。

アルバイトから正社員を目指す人はフリーターから正社員になる方法を、公務員から民間へ移る人は公務員から民間企業へ転職するときの確認点を先に読んでください。

職種を変えるべきか、今の会社で働き方を変えるべきか迷っている人は、転職すべきか診断で10問に答えて整理してみてください。

出典:東京労働局「年齢制限禁止の例外事由(長期勤続によるキャリア形成)」、厚生労働省「募集・採用における年齢制限禁止について Q&A」、厚生労働省 雇用保険部会資料(令和8年10月9日、PDF。教育訓練給付の給付率・上限・加入期間)、北海道労働局・ハローワーク「教育訓練給付制度のご案内」(PDF)、東京労働局ハローワーク府中「職業訓練(ハロートレーニング)」、福島労働局「求職者支援制度」、埼玉労働局「求職者支援制度のご案内」(PDF)。2026年10月19日確認(年齢制限・教育訓練給付・求職者支援制度は2026年10月22日に再確認)。

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