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公務員から民間企業へ転職する20代へ|辞める前に確認する3つと進め方

2026年10月26日公開

この記事でわかること
・「民間と何が違う?」→失業時の給付・求職のルール・健康保険の3つ
・「辞めてから探す?」→雇用保険がないので、在職中に内定まで進めるのが基本
・「公務員の経験は通用する?」→仕事の中身を民間の言葉に言い換える

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公務員として働きながら、民間企業への転職を考える20代は少なくありません。ただ、公務員の退職には民間の会社員と違う点がいくつかあります。

知らずに辞めると「失業保険が出ない」「保険の手続きが間に合わない」と慌てることになります。先に違いを押さえてから動きましょう。

目次
1. 民間と何が違う?辞める前に確認する3つ
2. 辞めてから探す?在職中に内定まで進める順番
3. 公務員の経験はどう書く?民間に伝わる言い換え
4. 年収や安定が不安なときの確かめ方
5. まとめ

民間と何が違う?辞める前に確認する3つ

会社員から会社員への転職と比べて、公務員が気をつけたい違いは次の3つです。

会社員 公務員 失業時の給付 雇用保険の基本手当 雇用保険なし退職手当が少ないときだけ差額 在職中の求職 原則自由 仕事で関係する企業には規制あり 退職後の健康保険 健康保険の任意継続など 共済組合の任意継続など 任意継続の申出はどちらも退職後20日以内

1. 雇用保険がなく、失業保険は原則出ない

地方公務員は一般に雇用保険の対象外で、保険料を払わない代わりに失業等給付もありません(松山市の案内)。国家公務員も同じ考え方です。

その代わりに「失業者の退職手当」という仕組みがあります。退職手当の額が、雇用保険の基本手当にあたる額より少ないときだけ、差額が支給されます。国家公務員の場合、勤続12か月以上で退職し、原則として退職の翌日から1年以内に失業していることなどが条件です(国家公務員退職手当法 第10条)。

勤続が短い20代は退職手当も少ないため、差額が出ることがあります。ただし対象になるか、いくら出るかは人によって違います。退職前に所属の人事担当(給与担当)に確認してください。

民間へすぐ移る人には関係ありません。「辞めてからゆっくり探す」つもりの人ほど、ここを先に確かめます。

2. 在職中の求職にルールがある(国家公務員)

国家公務員には、在職中に仕事で関係している企業(利害関係企業等)へ、再就職を目的に自分の情報を渡したり、ポストの情報を求めたりすることを規制するルールがあります(国家公務員法の再就職等規制)。

利害関係企業等とは、許認可・補助金・検査・契約などで、いま担当している仕事の相手方になっている企業です。直接担当していなくても、指揮命令の立場によって当たることがあります。

内閣人事局は、迷ったら所属府省の人事担当部局か、内閣人事局 退職管理担当に相談するよう案内しています。地方公務員は自治体ごとに決まりが違うので、所属の人事担当に確認しましょう。

3. 退職後の健康保険を自分で選ぶ

次の会社に間を空けずに入れば、その会社の健康保険に入るので手続きは会社が進めます。間が空くときは、次のどれかを自分で選びます。

年金は、2015年10月から共済年金が厚生年金に統一されています(日本年金機構)。民間企業へ移っても、厚生年金に入り続ける形です。間が空く人の手続きは退職後の手続き(健康保険・年金・住民税)で期限順に整理しています。

辞めてから探す?在職中に内定まで進める順番

雇用保険の基本手当がない分、辞めてから探すと収入が途切れる期間が長くなりがちです。公務員からの転職は、在職中に内定まで進めるのが基本です。

1求職のルールを人事担当に確認 2経験を書き出し、書類の下書き 3在職中に応募・面接 4内定。入社日と条件を書面で確認 5退職を申し出て、保険の切り替え 退職の申し出は、内定の後

平日の夜と週末だけで進める時間の作り方は、在職中の転職活動の進め方にまとめています。

退職の時期は、年度末や人事異動の時期と重なると職場の調整が大きくなります。内定が出たら早めに上司と人事担当に相談し、引き継ぎの期間を確保しましょう。

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公務員の経験はどう書く?民間に伝わる言い換え

「公務員の仕事は民間で通用しない」と感じる人もいますが、仕事の中身を分解すると伝えられることは多くあります。書類では、役所の中だけで通じる言葉を避けて書きます。

数字は思い出せる範囲の事実だけにします。項目ごとの書き方は職務経歴書の書き方に、職種を変える人の準備は20代で未経験の職種に転職する方法にまとめています。

面接でよく聞かれる「なぜ公務員を辞めるのか」は、不満だけで終わらせず「民間で何をしたいか」につなげて答えます。

例:「窓口で制度の説明を続けるうちに、使う人に合わせて仕組みそのものを良くする仕事がしたくなった。御社の〇〇の仕事で、説明と調整の経験を生かしたい」

「安定しているのになぜ」と聞き返されても、比べるのは前職ではなく、応募先でやりたいことです。前職の悪口は言わず、事実と次にやりたいことだけを短く話します。

年収や安定が不安なときの確かめ方

公務員を辞めるときに迷いやすいのが、給料と安定です。印象で決めず、応募先ごとに確かめられる所から見ていきます。

まだ応募するか決めきれない人は、経歴を登録して声がかかるのを待つ方法もあります。

まとめ

そもそも辞めるべきか迷っている人は、転職すべきか診断で10問に答えて、今の段階を整理してみてください。

出典:内閣官房 内閣人事局「失業者の退職手当」、内閣人事局「再就職等規制の概要」「在職中の求職活動について」、松山市「失業者の退職手当」、沖縄県「退職後の医療保険(任意継続組合員)」、日本年金機構「被用者年金一元化」。2026年10月26日確認。

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