販売・接客から事務職に転職したい20代へ|経験の伝え方と準備の順番
・「事務ってどれも同じ?」→一般・営業・経理など、種類で近さが違う
・「接客しかしてない」→レジ締めや発注は、事務の言葉に言い換えられる
・「志望動機が書けない」→働き方の希望だけでなく、やりたい仕事で書く
まず職務要約3行だけ作るなら。職務要約ジェネレーター
立ち仕事や土日の出勤が続いて、事務職に移りたいと考える人は少なくありません。でも「パソコンは得意じゃない」「接客の経験は事務で評価されるのか」と不安で、応募まで進めないこともあります。
この記事では、販売・接客の経験を事務職でどう伝えるかと、準備の順番を整理します。
1. 事務職ってどれも同じ?種類で近さが違う
2. 接客の経験は、事務でどう言い換える?
3. パソコンや資格は、どこまで準備する?
4. 志望動機は?「土日休みたい」だけにしない
5. 応募前に求人票で確かめること
6. まとめ
事務職ってどれも同じ?種類で近さが違う
ひとくちに事務職といっても、仕事の中身はさまざまです。販売・接客の経験から近いものと、学び直しが必要なものがあります。
接客経験と一番つながりやすいのは、電話や来客の対応、受発注が多い営業事務です。お客さんとのやり取りが多いぶん、販売で身につけた対応力をそのまま使えます。
職種ごとの仕事内容は、厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」で、仕事の流れや必要なスキルまで確かめられます。
接客の経験は、事務でどう言い換える?
販売・接客の毎日には、事務の仕事と重なる作業がたくさんあります。職務経歴書では、店頭の言葉を事務の言葉に言い換えて書きましょう。
言い換えるときは、件数や頻度を足すと伝わりやすくなります。たとえば「1日〇件のレジ締めを担当」「週〇回の発注を担当」のように、思い出せる範囲の事実だけを書いてください。数字を盛ると、面接で深掘りされたときに答えられなくなります。
職務要約の書き出しは、たとえば「〇〇の店舗で〇年間、接客と売上管理を担当。レジ締め・発注・新人教育を任され、数字と人の調整を毎日続けてきました」のようにまとめると、事務の仕事とのつながりが伝わります。
書き出しから下書きまでの手順は職務経歴書が書けないときに1時間で下書きする手順に、未経験の職種を選ぶ考え方は20代で未経験の職種に転職する方法にまとめています。
パソコンや資格は、どこまで準備する?
多くの事務職で使うのは、文書作成ソフトと表計算ソフトの基本操作です。「文字を入力して整える」「表に数字を入れて合計を出す」が自分でできるかを、まず確かめてください。
在職中なら、休みの日に家計簿や趣味の記録を表計算ソフトでつけてみるだけでも練習になります。「合計・平均を出す」「表を見やすく整える」ができれば、面接で「どれくらい使えますか」と聞かれたときに具体的に答えられます。
独学でつまずくなら、公的職業訓練
仕事を辞めた後なら、国の公的職業訓練「ハロートレーニング」も選べます。雇用保険を受けている人向けの離職者訓練と、受けられない人向けの求職者支援訓練があり、どちらも受講料は無料です(テキスト代は自己負担)。
申込みはハローワークで求職の申込みと職業相談をしてからで、面接や筆記試験があります。事務系のコースがあるか、いつ始まるかは地域で違うので、近くのハローワークで確かめてください。
資格は「なくても応募できる」が基本
一般事務や営業事務は、資格がなくても応募できる求人が中心です。経理事務を目指すなら簿記の知識があると話を進めやすく、専門の事務は分野ごとの知識が求められます。働きながら講座を受けるときに使える教育訓練給付は、未経験職種への転職の記事で解説しています。
自社商品職務経歴書の例と面接の質問30問は、書類と面接 完全パック(note・4,980円)にまとめています
志望動機は?「土日休みたい」だけにしない
販売から事務に移る理由に、「土日に休みたい」「立ち仕事がつらい」といった働き方の希望があるのは自然なことです。ただ、それだけを志望動機にすると「仕事の中身には興味がないのでは」と受け取られかねません。
たとえば「売上報告の数字をまとめる作業が好きで、ミスなく回すことにやりがいを感じた」「お客さんの問い合わせを社内につなぐ役割をもっとやりたい」のように、実際にやっていたことを根拠にします。働き方の希望は、面接の後半で条件を確かめるときに聞けば十分です。
面接では「なぜ販売を続けないのですか」と聞かれることもあります。販売を否定せず、「販売で身につけた対応力を、社内からお客さんや現場を支える側で使いたい」のように、続けてきたことの延長として答えると一貫して聞こえます。
退職理由の伝え方は面接で退職理由を聞かれたときの答え方を参考にしてください。
応募前に求人票で確かめること
事務の求人は、雇用形態や給与の書き方がさまざまです。応募の前に次の3点を見てください。
- 雇用形態:正社員か、契約社員か、派遣か。契約期間と更新の有無も
- 給与:額面の月給か、固定残業代が含まれていないか
- 休日と勤務時間:「土日祝休み」か「シフト制」か。繁忙期の残業も
契約社員や派遣で事務の経験を積んでから、正社員を目指す人もいます。その道を選ぶときは、契約期間と、更新があるならどんな基準で決まるかを、応募前や面接で必ず確かめてください。
給与の見方は求人の年収を見るときの3つの確認点で、仕事を続けながら応募する段取りは在職中の転職活動の進め方でまとめています。
まとめ
- 事務職は種類で中身が違う。接客経験に近いのは営業事務
- レジ締め・発注・電話対応は、事務の言葉に言い換えて書く
- パソコンは基本操作から。辞めた後なら無料の公的職業訓練も選べる
- 志望動機は働き方の希望だけでなく、やりたい仕事で書く
- 応募前に雇用形態・給与・休日を求人票で確かめる
販売を辞めるかどうか、まだ迷っている人は、転職すべきか診断で10問に答えて、今の段階を確かめてみてください。