職務経歴書の書き方|経験が浅い20代が1〜2枚にまとめる項目と例文の型
・経験が浅いなら「編年体式・A4で1〜2枚」が基本
・入れる項目は5つ。職務要約と職務内容に一番時間をかける
・実績が少なくても「量・頻度・工夫」で仕事の中身は伝わる
まず職務要約3行だけ作るなら。職務要約ジェネレーター
社会人経験が1〜3年だと、「職務経歴書に書けるほどの経歴がない」と感じやすいものです。
でも、職務経歴書で見られるのは経歴の長さではなく「この人は何ができるか」です。この記事では、経験が浅い20代向けに、項目ごとの書き方を型で紹介します。
白紙から手が動かない人は、先に職務経歴書を1時間で下書きする手順で材料を出してから読むと、スムーズに進みます。
1. 職務経歴書と履歴書の違い
2. 形式は「編年体式」でよい
3. 入れる項目は5つ
4. 項目ごとの書き方と型
5. 経験が浅い人が書くときのコツ
6. 見た目と表記のルール
7. 出す前のチェックリスト
8. まとめ
職務経歴書と履歴書の違い
履歴書は、学歴・職歴・資格などを決まった欄に書く「経歴の一覧」です。職務経歴書は、その職歴の中身を詳しく書き、実務の力を伝える書類です。
ハローワークの資料でも、職務経歴書を履歴書の写しにせず、履歴書に書けなかった内容を補って詳しく書くよう案内しています。
形式は「編年体式」でよい
ハローワークの資料では、職務経歴の書き方として主に次の形式が紹介されています。
| 形式 | 書き方 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 編年体式 | 古い経歴から順に書く | 迷ったらこれ。経験が浅い人 |
| 逆編年体式 | 新しい経歴から順に書く | 直近の仕事を一番見せたい人 |
| キャリア式 | 仕事の種類ごとにまとめる | 転職回数が多い・職種が複数ある人 |
資料では、迷ったときは編年体式が基本とされています。勤務先が1〜2社の20代なら、編年体式で十分です。
転職回数が多く、どう並べるか迷う人は、キャリア式に時系列の略歴を添える方法もあります。
入れる項目は5つ
ハローワークの資料では、標題・氏名・日付・職務経歴が必須で、それ以外は応募職種や自己PRなどから選んで組み合わせる形が示されています。経験が浅い人は、次の5つにしぼると1〜2枚に収まります。
琥珀色の「職務要約」と「自己PR」は、応募先に合わせて書き換える部分です。真ん中の職務経歴は、一度作れば土台として使えます。
項目ごとの書き方と型
以下は組み立て方の型です。〇〇の部分を自分の事実に置き換えて使ってください。
1. 職務要約:最初に読まれる3〜5行
採用担当者が最初に目を通す部分です。会社・部署・担当・期間と、何を身につけたかを短くまとめます。
職種と年数を選ぶだけで下書きが出る職務要約ジェネレーターも使えます。
2. 職務経歴:会社ごとに「期間・事業内容・職務内容」
会社名は「株式会社」まで正式名称で書き、期間、事業内容、従業員数(わかる範囲で)、所属を添えます。その下に職務内容を箇条書きにします。
・〇〇(顧客/社内)からの問い合わせ対応(1日約〇件)
・〇〇の作成・管理(毎週〇件)
・〇〇の手順を見直し、作業時間を短縮
文末は「〜を担当」「〜の作成」のような名詞止めにすると、読みやすくまとまります。ハローワークの資料でも、原則として名詞止めが勧められています。
3. 活かせる経験・スキル:応募先で使えるものを3つ
職務経歴の中から、応募先の仕事で使えそうなものを3つ程度選び、一言ずつ説明します。求人票の「仕事内容」「求める人物像」と見比べて選ぶのがコツです。
4. 資格・PCスキル:取得年月と、できること
資格は正式名称と取得年月を書きます。PCスキルは「Excel:関数(VLOOKUPなど)を使った集計表の作成」のように、ソフト名とできる作業をセットにします。
5. 自己PR:強み→根拠→応募先でどう活かすか
200〜300字程度で、「強み」「それを示す仕事の場面」「応募先での活かし方」の順に書きます。自己PRは「〜しました」のような丁寧な文体にすると、ハローワークの資料にも沿った形になります。
経験が浅い人が書くときのコツ
| 悩み | 書き方のコツ |
|---|---|
| 実績と呼べる数字がない | 件数・頻度・人数など「仕事の量」を書く |
| 研修期間が長かった | 研修で学んだ内容と、配属後に任された業務を分けて書く |
| 補助的な業務が中心 | 誰の仕事を、どう支えたかを書く |
| 在籍期間が短い | 隠さず書き、短期間で任された業務を具体的に書く |
数字は、思い出せる範囲の事実だけにします。面接では職務経歴書の内容を深掘りされるので、盛った内容は答えられなくなります。
在籍期間が短いことを面接でどう説明するかは、短期離職をした人の面接対策で答えの作り方をまとめています。
見た目と表記のルール
ハローワークの資料をもとに、見た目の基本をまとめます。
- 枚数:A4で1〜2枚程度
- 文字:本文は10.5〜12ポイント程度、フォントは統一
- 余白:詰めすぎない。特に左側は、とじるために広めに取る
- 見出し:太字や【 】で区切り、どこに何があるか一目でわかるように
- 表記:年は和暦か西暦のどちらかにそろえる
パソコンで横書きに作るのが一般的です。手書きにする場合は、黒のボールペンか万年筆を使います。
出す前のチェックリスト
- 職務要約を読むだけで、どんな仕事をしてきたか伝わるか
- 職務内容に、量や頻度などの具体的な数字が1つ以上あるか
- 「活かせる経験」が、応募先の求人票の内容とつながっているか
- 会社名・資格名は正式名称か、年の表記はそろっているか
- 誤字・脱字はないか(声に出して読むと見つけやすい)
- 提出した版のコピーを残し、面接前に読み返せるか
同じ内容をそのまま使い回すのではなく、応募先ごとに職務要約・活かせる経験・自己PRを見直しましょう。
自分で直すのに限界を感じたら、第三者に見てもらうのが近道です。ハローワークでは応募書類の相談を受け付けています。在職中で時間が取りにくい人は、転職エージェントの書類添削を使う方法もあります。
まとめ
- 経験が浅いなら、編年体式・A4で1〜2枚が基本
- 項目は「職務要約・職務経歴・活かせる経験・資格・自己PR」の5つ
- 実績がなくても、仕事の量・頻度・工夫を事実で書けば中身は伝わる
- 職務要約と自己PRは、応募先ごとに書き換える
書類づくりの前に、そもそも今転職すべきかをもう一度整理したい人は、転職すべきか診断で10問に答えてみてください。