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新卒の3年以内離職率は大卒31.2%【令和5年3月卒・2026年10月公表】

2026年10月23日公表の最新値に更新済み(2026年10月16日公開)

この記事でわかること
・最新の大卒は31.2%。前年より2.6ポイント下がり、2年連続の低下
・小さい会社や宿泊・飲食では、今も半数前後が辞めている
・辞める人が一番多いのは1年目(前回の令和4年3月卒で大卒12.1%)

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大卒の新卒3年以内離職率31.2%、前年差マイナス2.6ポイント(令和5年3月卒、令和8年10月公表、厚生労働省)

前年より2.6ポイント低下・2年連続で下がりました。

「新卒の3人に1人が3年以内に辞める」とよく言われます。このページは、その元になっている厚生労働省の公表データだけを、図と表でまとめたものです。

新しい数字は毎年10月下旬に出ます。2026年10月23日に令和5年3月卒の数字が公表されたため、確認できた数字から更新しました。

目次
1. 新卒の何割が3年以内に辞めている?
2. 辞める人が一番多いのは何年目?
3. 昔より辞める人は増えている?
4. 小さい会社ほど辞める人が多い?
5. 辞める人が多い業種は?
6. この数字からわからないこと
7. 次の数字はいつ出る?
8. 辞めたい自分は、この数字をどう使えばいい?

新卒の何割が3年以内に辞めている?

令和8年10月23日に公表された、令和5年3月卒の数字です。大卒は31.2%で、前年(令和4年3月卒)の33.8%から2.6ポイント下がりました。下がるのは2年連続です。

学歴3年以内前年差
大学卒(令和5年3月卒)31.2%-2.6

それでも、およそ3人に1人に近い割合です。短大・高校・中学卒の数字は、厚生労働省の公表資料で確認でき次第、この表に追記します。参考に、前回(令和4年3月卒)の学歴別の数字を残しておきます。

学歴3年以内前年差
大学卒33.8%-1.1
短大等卒44.5%-0.1
高校卒37.9%-0.5
中学卒54.1%+3.6

上の表は前回の数字で、前年差は令和3年3月卒との比較です(単位はポイント)。

辞める人が一番多いのは何年目?

3年以内の離職を1年ごとに分けると、どの学歴でも1年目が一番多くなっています。下の図と表は前回(令和4年3月卒)の内訳です。令和5年3月卒の内訳は確認でき次第、差し替えます。

大卒・令和4年3月卒 1年目 12.1% 2年目 11.9% 3年目 9.9% 3年間の合計は33.8%
学歴1年目2年目3年目
大学卒12.1%11.9%9.9%
短大等卒19.3%13.7%11.5%
高校卒17.9%11.5%8.5%
中学卒32.9%13.0%8.1%

大卒では、1年目と2年目がほぼ同じくらいです。高卒・短大卒では、1年目に辞める人がはっきり多くなっています。

各年の数字は四捨五入しているため、足し算が合計と0.1ずれることがあります。

昔より辞める人は増えている?

大きくは変わっていません。3年以内の離職率を、卒業した年ごとに並べました。

卒業(3月)大学卒高校卒
平成25年(2013)31.9%40.9%
平成26年(2014)32.2%40.8%
平成27年(2015)31.8%39.3%
平成28年(2016)32.0%39.2%
平成29年(2017)32.8%39.5%
平成30年(2018)31.2%36.9%
平成31年(2019)31.5%35.9%
令和2年(2020)32.3%37.0%
令和3年(2021)34.9%38.4%
令和4年(2022)33.8%37.9%
令和5年(2023)31.2%確認中

大卒はこの10年、ずっと30%台前半から半ばです。令和5年3月卒の31.2%は、平成30年3月卒と同じ水準まで下がりました。「3人に1人」は、最近だけの話ではありません。

高卒は平成25年の40.9%から下がり、ここ数年は36〜38%台です。

小さい会社ほど辞める人が多い?

はい。就職先の規模で分けると、小さいほど離職率が高くなります。令和5年3月卒の大卒で、報道で確認できた区分は次のとおりです。

規模(令和5年3月卒)大学卒
5人未満58.2%
5〜29人50.6%
1,000人以上24.2%

5人未満と1,000人以上では、2倍以上の差があります。全区分は厚生労働省の資料で確認でき次第、追記します。下の図と表は前回(令和4年3月卒)の全区分です。

大卒・事業所の規模別 5人未満 57.5% 5〜29人 52.0% 30〜99人 41.9% 100〜499人 33.9% 500〜999人 31.5% 1,000人以上 27.0% 5人未満は、1,000人以上の約2倍
事業所の規模大学卒高校卒
5人未満57.5%63.2%
5〜29人52.0%54.6%
30〜99人41.9%45.2%
100〜499人33.9%36.7%
500〜999人31.5%29.9%
1,000人以上27.0%26.3%

5人未満では、大卒でも半数を超えます。ただし、これは「事業所」単位の数字で、会社全体の従業員数とは一致しないことがあります。

辞める人が多い業種は?

令和5年3月卒の大卒で、離職率が高かった上位3業種です。どれも前年より下がりましたが、宿泊・飲食と生活関連サービスは今も約半数です。

業種(令和5年3月卒)大学卒前年差
宿泊業、飲食サービス業49.9%-5.5
生活関連サービス業、娯楽業49.8%-4.9
教育、学習支援業42.3%-1.9

参考に、前回(令和4年3月卒)の上位5業種を大卒・高卒で並べます。

業種大学卒高校卒
宿泊業、飲食サービス業55.4%64.7%
生活関連サービス業、娯楽業54.7%61.5%
教育、学習支援業44.2%53.6%
医療、福祉40.8%49.2%
小売業40.4%48.3%

人と直接向き合う仕事、シフト勤務が多い仕事で高めです。業種を変える転職なら、移る先の業種の数字も一度見ておきましょう。

これから人と関わる仕事に移りたい人は、向き不向きの確かめ方を人と関わる仕事に転職したい20代へにまとめています。

この数字からわからないこと

厚生労働省は、雇用保険の加入届から新卒の就職者を推定し、3年以内に離職した人の割合を出しています。

そのため、雇用保険に入らない働き方は数字に入りません。「離職」には、転職だけでなく進学や家庭の事情で辞めた人も含まれます。

わかるのは「何割が辞めたか」だけです。辞めた人がその後どうなったか(転職できたか)は、この調査からはわかりません。

次の数字はいつ出る?

例年10月下旬です。直近4回は、令和5年10月20日、令和6年10月25日、令和7年10月24日、令和8年10月23日でした。

次回は令和6年3月卒の数字が出る見込みです。それまでに、令和5年3月卒の学歴別・1年目の内訳など、まだ載せていない数字を確認でき次第追記します。

まだ就職前で、内定先を選ぶときにこの数字を使いたい学生の方は、新卒向けのサイトで内定を受けるかの判断手順をまとめています。内定承諾ナビ

辞めたい自分は、この数字をどう使えばいい?

3人に1人が辞めているからといって、辞めるのが正解とは限りません。逆に、辞めたいと感じることが特別でもありません。

大事なのは、理由が「今の会社だけの問題」か「どこに行っても起きる問題」かを分けることです。分け方は20代が転職すべきか迷ったときの判断基準にまとめています。

辞めると決めたら、収入を途切れさせないために在職中の転職活動の進め方から始めるのが安全です。時期別の考え方は次の記事にあります。

自分が今どの段階にいるかを知りたいときは、転職すべきか診断(10問・登録なし)で整理できます。

まとめ

出典:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和5年3月卒業者)を公表します」(令和8年10月23日。令和5年3月卒の数字は、同日の共同通信配信記事「大卒3年以内に31%離職」で確認。2026年10月23日確認)、厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)を公表します」(令和7年10月24日)、同資料の別紙「学歴別就職後3年以内離職率の推移」、労働政策研究・研修機構「ビジネス・レーバー・トレンド 2025年12月号」(1年目・2年目・3年目の離職率)。2026年10月20日確認。

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