転職エージェントの使い方と注意点|無料のしくみと登録前の確認
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転職エージェントは、求人の紹介から書類の添削、面接の日程調整まで手伝ってくれるサービスです。在職中で時間が少ない20代には心強い存在です。
一方で、しくみを知らないまま使うと「勧められるまま応募して、納得しないまま決めてしまった」となりがちです。使う前に知っておきたいことを整理しました。
1. なぜ無料?転職エージェントのしくみ
2. 登録して大丈夫?使う前に確かめること
3. どう使う?登録から内定までの流れ
4. 何に気をつける?流されないための5つの注意点
5. 困ったときの相談先
6. まとめ
なぜ無料?転職エージェントのしくみ
転職エージェントは、法律上は「職業紹介事業」です。求人を出す企業と仕事を探す人の間に立ち、雇用が成り立つよう仲立ちします。
厚生労働省の資料では、企業(求人者)がエージェントに手数料を払うしくみが一般的だと説明されています。職業安定法では、求職者から手数料を受け取れるのは芸能家・モデルや、年収700万円を超える経営管理者・科学技術者・熟練技能者などに限られています。
このしくみから言えるのは、エージェントは「あなたが入社すること」で報酬を得るということです。悪いことではありませんが、勧められた求人が自分に合うかは、自分で判断する必要があります。
登録して大丈夫?使う前に確かめること
厚生労働大臣の許可があるか
手数料を受け取って職業紹介をするには、厚生労働大臣の許可が必要です。許可を受けた事業所は、厚生労働省の「人材サービス総合サイト」で検索できます。
会社名や許可番号で調べ、「許可事業者」として載っているかを見てください。気になる担当者には、許可番号を聞いてもかまいません。
登録後に書面で示される5つのこと
職業紹介事業者は、求職の申込みを受けたら、次のことを書面(希望すればメールなど)ですぐに示す決まりです。
- 取り扱う職種の範囲
- 手数料に関する事項
- 苦情の処理に関する事項
- 求職者・求人者の個人情報の取扱い
- 返戻金制度に関する事項
とくに個人情報の取扱いは、職務経歴書を預ける前に一度読んでおきましょう。
どう使う?登録から内定までの流れ
面談の前に、下書きと「希望の順位」を作る
面談では経歴と希望を聞かれます。白紙で臨むと、担当者の提案に引っぱられやすくなります。
職務経歴書は完成していなくて大丈夫です。1時間で下書きを作る手順で材料をそろえておくと、面談が具体的になります。
あわせて、年収・仕事内容・勤務地・働き方などの希望に、1位から順位をつけておきます。「全部大事」だと、紹介される求人の良し悪しを決められません。
紹介された求人には、理由をつけて返事をする
応募しない求人にも「残業が多そうなので見送ります」のように理由を伝えると、次の紹介が希望に近づきます。黙って放置するより、断るほうが関係はうまくいきます。
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何に気をつける?流されないための5つの注意点
1. 応募するかどうかは自分で決める
「この求人は人気なので早めに」と急かされても、納得できないまま応募する必要はありません。返事の期限を聞き、その日までに考えると決めましょう。
2. 労働条件は書面で確かめる
エージェントは原則として、求職者と最初に接する時点までに、業務内容・契約期間・試用期間・就業場所・労働時間・賃金・社会保険などを書面やメールで示すことになっています。条件が変わったときも、あらためて示す決まりです。
口頭の説明だけで判断せず、文書で残してもらいましょう。求人の年収の見方は求人の年収を見るときの3つの確認点で、固定残業代の確かめ方も含めて図にしています。
3. 退職の伝え方や時期は、自分の会社と決める
入社日を早めるよう頼まれることがありますが、退職日は今の会社と話し合って決めるものです。伝え方に迷う人は退職を言い出せないときにできることを読んでおくと落ち着いて進められます。
4. 複数のエージェントを使うなら、応募先を一覧にする
複数に登録すると、同じ企業に別々のルートから応募してしまうことがあります。どこから・どの企業に応募したかを、スマホのメモでよいので一覧にしておきます。
5. 入社後2年は、紹介元から転職を勧められない決まり
職業紹介事業者は、自分の紹介で就職した人(期間の定めのない雇用に限る)に、就職の日から2年間は転職を勧めてはいけないことになっています。入社後にそうした連絡が来たら、下の相談先に伝えてかまいません。
まだ応募までは考えていない人は、経歴を登録して企業からの連絡を待つスカウト型のサイトで、自分にどんな求人が来るかを見るところから始める方法もあります。
困ったときの相談先
手数料を求められた、説明と実際の条件が違った、断っているのに連絡が続くなど、エージェントとのトラブルは、その事業所がある都道府県の労働局(需給調整事業課・室)に相談できます。
エージェント以外の探し方として、ハローワークも無料で使えます。20代なら、おおむね35歳未満で正社員を目指す人向けの「わかものハローワーク」もあります。在職中に両方をどう組み合わせるかは在職中の転職活動の進め方にまとめています。
まとめ
- 一般的な20代の転職では、手数料は企業が払い、求職者は原則無料
- 登録前に「人材サービス総合サイト」で許可を確かめる
- 面談前に、職務経歴の下書きと希望の順位を作っておく
- 条件は書面で確認し、応募も承諾も自分で決める
- トラブルは都道府県労働局の需給調整事業課・室へ
面接で退職理由をどう話すかは、面接で退職理由を聞かれたときの答え方で言い換えの例を紹介しています。
そもそも今動くべきか迷っている人は、転職すべきか診断で10問に答えて、今の状態を整理してみてください。