新卒の3年以内離職率【厚労省の最新値】推移・規模別・業種別まとめ
・最新値:大卒33.8%、高卒37.9%(令和4年3月卒)
・大卒は1年目だけで12.1%が離職
・小さい事業所、宿泊・飲食で高い傾向
辞めるか残るか、10問で今の段階がわかります。転職すべきか診断

「新卒の3人に1人が3年以内に辞める」とよく言われます。このページは、その元になっている厚生労働省の公表データだけを、表で見やすくまとめたものです。
毎年10月下旬に新しい数字が出ます。公表日にこのページの数字を更新します。
1. 最新の離職率(学歴別)
2. 大卒・高卒の10年の推移
3. 事業所の規模別
4. 業種別(高い順)
5. この数字の読み方
6. 次回の公表はいつか
7. 20代がこの数字から考えること
最新の離職率(学歴別)
令和7年10月24日公表、令和4年3月に卒業して就職した人の数字です。
| 学歴 | 3年以内 | 前年差 | うち1年目 |
|---|---|---|---|
| 大学卒 | 33.8% | -1.1 | 12.1% |
| 短大等卒 | 44.5% | -0.1 | 19.3% |
| 高校卒 | 37.9% | -0.5 | 17.9% |
| 中学卒 | 54.1% | +3.6 | 32.9% |
前年差の単位はポイントです。大卒・高卒ともに、前年(令和3年3月卒)より少し下がりました。
注目したいのは「1年目」の列です。大卒では、3年以内に辞めた人の3分の1ほどが1年目のうちに辞めています。
大卒・高卒の10年の推移
3年以内の離職率を、卒業した年ごとに並べました。
| 卒業(3月) | 大学卒 | 高校卒 |
|---|---|---|
| 平成25年(2013) | 31.9% | 40.9% |
| 平成26年(2014) | 32.2% | 40.8% |
| 平成27年(2015) | 31.8% | 39.3% |
| 平成28年(2016) | 32.0% | 39.2% |
| 平成29年(2017) | 32.8% | 39.5% |
| 平成30年(2018) | 31.2% | 36.9% |
| 平成31年(2019) | 31.5% | 35.9% |
| 令和2年(2020) | 32.3% | 37.0% |
| 令和3年(2021) | 34.9% | 38.4% |
| 令和4年(2022) | 33.8% | 37.9% |
大卒はこの10年、ずっと30%台前半から半ばです。「3人に1人」は、ここ数年だけの話ではありません。
高卒は平成25年の40.9%から下がり、ここ数年は36〜38%台で動いています。
事業所の規模別
同じ令和4年3月卒の3年以内離職率を、就職先の事業所の規模で分けた数字です。
| 事業所の規模 | 大学卒 | 高校卒 |
|---|---|---|
| 5人未満 | 57.5% | 63.2% |
| 5〜29人 | 52.0% | 54.6% |
| 30〜99人 | 41.9% | 45.2% |
| 100〜499人 | 33.9% | 36.7% |
| 500〜999人 | 31.5% | 29.9% |
| 1,000人以上 | 27.0% | 26.3% |
規模が小さいほど離職率が高い、という形がはっきり出ています。5人未満では大卒でも半数を超えます。
ただし、これは「事業所」単位の数字です。会社全体の従業員数とは一致しないことがあります。
業種別(高い順)
3年以内離職率が特に高い業種です(令和4年3月卒)。
| 業種 | 大学卒 | 高校卒 |
|---|---|---|
| 宿泊業、飲食サービス業 | 55.4% | 64.7% |
| 生活関連サービス業、娯楽業 | 54.7% | 61.5% |
| 教育、学習支援業 | 44.2% | 53.6% |
| 医療、福祉 | 40.8% | 49.2% |
| 小売業 | 40.4% | 48.3% |
人と直接向き合う仕事、シフト勤務が多い仕事で高めに出ています。業種を変える転職を考えるときは、移る先の業種の数字も一度見ておくと判断材料になります。
この数字の読み方
厚生労働省は、事業所がハローワークに出す雇用保険の加入届から新卒の就職者を推定し、そのうち3年以内に離職した人の割合を出しています。
そのため、雇用保険に入らない働き方は数字に入りません。また「離職」には、転職だけでなく、進学や家庭の事情などで辞めた人も含まれます。
次回の公表はいつか
この調査は例年10月下旬に公表されています。直近3回は、令和5年10月20日、令和6年10月25日、令和7年10月24日でした。
次回は令和5年3月卒の3年以内離職率が出る見込みです。公表されたら、このページの表と画像を更新します。
まだ就職前で、内定先を選ぶときにこの数字を使いたい学生の方は、新卒向けのサイトで内定を受けるかの判断手順をまとめています。内定承諾ナビ
20代がこの数字から考えること
3人に1人が辞めているからといって、辞めるのが正解というわけではありません。逆に、辞めたいと感じることが特別でもありません。
大事なのは、辞めたい理由が「今の会社だけの問題」か「どこに行っても起きる問題」かを分けることです。前者なら転職で変わる可能性があり、後者なら転職の前に考えることがあります。
状況別の考え方は、次の記事にまとめています。
自分が今どの段階にいるかを知りたいときは、転職すべきか診断(10問・登録なし)で整理できます。
まとめ
- 最新値は大卒33.8%、高卒37.9%(令和4年3月卒)。前年よりわずかに低下
- 大卒は1年目だけで12.1%。小規模な事業所、宿泊・飲食、生活関連サービスで高い
- 次回は例年どおりなら10月下旬に公表。公表日にこのページを更新する