既卒と第二新卒の違いは?使える応募枠と無料の相談窓口を状況別に整理
・「自分はどっち?」→分かれ目は卒業後に正社員として働いたかどうか
・「新卒枠に出せる?」→卒業後3年以内なら応募できる会社がある。募集要項で確かめる
・「何を準備する?」→既卒は空白期間の説明、第二新卒は職務経歴と退職理由
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求人を見ていると「既卒可」「第二新卒歓迎」という言葉がよく出てきます。自分がどちらに当たるのか、どちらの枠で応募すればいいのか、迷う人は少なくありません。
この記事では、2つの違いと、それぞれが使える応募枠・相談窓口・準備することを整理します。
1. 自分はどっち?既卒と第二新卒の分かれ目
2. 卒業後3年以内なら「新卒枠」に応募できる?
3. どこに相談する?無料の公的窓口の使い分け
4. 書類と面接、既卒と第二新卒で準備が違う所
5. まとめ
自分はどっち?既卒と第二新卒の分かれ目
まず知っておきたいのは、既卒も第二新卒も法律で決まった言葉ではないことです。会社や求人サイトによって、指す範囲が少しずつ違います。
一般的には、次のように使われています。
- 既卒:学校を卒業したあと、正社員として就職していない人(アルバイトや就職活動を続けている人を含む)
- 第二新卒:学校を卒業して就職し、おおむね1〜3年で転職を考えている人
分かれ目は「卒業後に正社員として働いた経験があるか」です。下の図で自分の位置を確かめてください。
アルバイトや契約社員で働いていた人は、会社によって既卒と扱われることも、職歴ありと扱われることもあります。迷ったら、応募前に募集要項の「応募資格」を読むのが確実です。
卒業後3年以内なら「新卒枠」に応募できる?
厚生労働省は、若者雇用促進法(青少年の雇用の促進等に関する法律)にもとづく指針で、新卒の採用枠について会社に次のことを求めています。
・できる限り上限年齢を設けないように努めること
どちらも「努めること」という書き方で、すべての会社に義務づけたものではありません。実際に既卒を受け付けるかどうかは会社ごとに違います。
募集要項に「卒業後3年以内の方も応募可」「既卒可」と書かれているかを見てください。書かれていなければ、採用担当に問い合わせてもかまいません。
第二新卒も新卒枠に出せる?
一度正社員として働いた人を新卒枠に含めるかどうかも、会社によって違います。「就業経験のない方」と条件をつけている求人もあります。
新卒枠と中途採用のどちらにも出せるなら、仕事の経験を評価してもらえるのは中途採用の枠です。第二新卒の動き方は第二新卒の転職はいつ・どう動くにまとめています。
どこに相談する?無料の公的窓口の使い分け
既卒・第二新卒のどちらも、若者向けの専門のハローワークを無料で使えます。厚生労働省の案内では、対象は次のとおりです。
- 新卒応援ハローワーク:就職活動中の学生と、卒業後おおむね3年以内の人。在職中の人も相談できる(東京労働局の案内)
- わかものハローワーク:正社員での就職を目指す、おおむね35歳未満の人
どちらも、応募書類の作成支援や面接対策、求人の紹介を受けられます。場所や受付時間は窓口ごとに違うので、行く前に近くの窓口の案内を確認してください。
アルバイトをしながら正社員を目指す人は、フリーターから正社員になる方法で、窓口の使い方と経験の書き方を詳しく解説しています。
民間のサービスを使うなら、20代や未経験の求人を扱う転職エージェントで、面談の日時を夜や土日に合わせてもらう方法もあります。
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書類と面接、既卒と第二新卒で準備が違う所
同じ20代でも、採用担当が知りたいことは違います。準備の重点を分けると、少ない時間で仕上がります。
既卒:卒業後の期間に何をしていたか
面接では、卒業後に正社員として就職しなかった理由と、その間にしていたことをほぼ確実に聞かれます。
- アルバイト・資格の勉強・家の事情など、事実をそのまま短く話す
- その期間で身についたこと(続けたこと、任されたこと)を1つ添える
- 「なぜ今、正社員として働きたいのか」を自分の言葉で言えるようにする
理由を飾る必要はありません。言い訳が長くなるより、「今は何をしたいか」に時間を使うほうが伝わります。
第二新卒:職務経歴と退職理由
第二新卒は、短い期間でも「何の仕事を、どれくらい、どう工夫してやったか」を職務経歴書に書きます。書けずに止まっている人は、職務経歴書が書けないときの1時間の下書き手順から始めてください。
面接では「なぜ短い期間で辞めるのか」を聞かれます。不満をそのまま話すのではなく、次の会社で何をしたいかにつなげて答えます。答えの組み立ては面接で退職理由を聞かれたときの答え方と短期離職をした人の面接対策にまとめています。
どちらにも共通すること
求人を比べるときは、年収の数字だけでなく、固定残業代が含まれていないか、試用期間の条件が違わないかを見てください。見方は求人の年収を見るときの3つの確認点で解説しています。
まとめ
- 既卒も第二新卒も法律の言葉ではない。分かれ目は卒業後に正社員で働いたか
- 国の指針は、卒業後少なくとも3年間は新卒枠に応募できるよう会社に求めている(努力の求め)。募集要項で確かめる
- 卒業後おおむね3年以内は新卒応援ハローワーク、おおむね35歳未満はわかものハローワークを無料で使える
- 既卒は卒業後の期間の説明、第二新卒は職務経歴と退職理由に準備の時間を使う
今の会社を辞めるかどうか自体を迷っている人は、転職すべきか診断で10問に答えて、今の段階を確かめてみてください。